招き猫ミュージアム

招き猫について

コラム

招き猫の御利益いろいろ


左手挙げが「人招き」、右手挙げが「金招き」と言われますが、時代の変化を反映して「恋愛」「長寿」「宝くじ大当たり」などさまざまな御利益が付与されてきました。

●右手挙げと左手挙げ

右手を挙げた猫は「かね」、つまり金運を招き、左手を挙げた猫は「ひと」、つまりお客さまを招く。両手を挙げた猫は「かね」も「ひと」も招いてくれるが「お手上げポーズ」として敬遠する向きもある。

●色でいろいろ

一般的な白、白地に茶黒ぶちの三毛はオールマイティな「開運招福」。黒は「厄除」「家内安全」、赤は「健康長寿」、ピンクは「恋愛運」、金色は「金運」など、招き猫の色によって特化した御利益も。

●手長と手短

手が耳より高く上がっているものを「手長」といい、大きな福、遠くの福を招くとされる。手が耳より下の短いものは小さな福、身近な福を招く。叶えたい望みに応じて選ぶのもよい。

●持ちものいろいろ

典型的な「常滑系」が抱えているのは小判だが、鯛、だるま、打出の小槌、大入額などなど、さまざまな縁起物を持った招き猫がいる。お菓子、乾電池、ラーメン丼、印鑑など自社商品を抱えてアピールする企業プレミアムものも。