招き猫ミュージアム

催し物

企画展示(有料施設)

常設展示されていない収蔵品から、様々なテーマで企画展示を行います。

2008年

愉福を呼ぶ招福商店街
企業物コレクション「寅吉宣伝社」

開催期間:2008年3月15日~2009年3月9日

福を呼ぶ招福商店街2丁目/企業物コレクション「寅吉宣伝社」

今から約200年前の江戸に誕生した「招き猫」は、庶民の福を願う心がかたちになった日本独特の縁起物です。

猫という身近な動物のラッキーゴッドであるためか、単なる置き物にとどまらず、さまざまな日用雑貨にもデザインされています。恵比寿大黒や福助、ダルマなどの他の縁起物と比較して登場の機会が圧倒的に多く、“応用が利く”招き猫の柔軟性を示しています。「手招きする猫」という基本に沿いながら、より親しみやすくより可愛らしいキャラクターになっているのも特徴です。

ほとんどありとあらゆるものにデザインされていると言っても過言ではない招き猫を、昔懐かしい商店街のお店を模して展示する特別企画展の第2回目は、企業物コレクションを紹介する「寅吉宣伝社」。企業が販促やPRのために制作した招き猫は、キャンペーンプレミアムや店頭展示品など、期間も個数も限定の非売品のため、コレクターには垂涎の的です。企業物招き猫の代表格が「ヒゲタ猫」。 千葉県銚子市の老舗メーカー「ヒゲタ醤油」が、得意先に配布したもので、関東では蕎麦屋や食堂のウィンドウでよく見かけるなじみ深い招き猫です。マニアに人気の「リボンヒゲタ猫」、「特大ヒゲタ猫」を始め、貴重な企業物コレクション約200点を展示しました。